5月1日(土)「第92回北九州統一メーデー」が小倉北区勝山公園で行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、参加人数の制限や感染防止対策を徹底し、2年ぶりの開催でした。労働組合や市民団体など40団体450人が参加し団結を固め合いました。
永冨雅生実行委員長は、コロナ感染拡大での菅政権の無為無策を批判。「コロナ禍で疲弊する中小企業労働者への対策が打てない中、大企業と資産家は高騰する株価で資産を増やしている」と指摘。3月22日の政府の経済財政諮問会議で、地方の賃上げによる東京一極集中の是正が議論されたことなどに触れながら、さらなる底上げを求めていくとともに、総選挙に向け北九州から市民と野党の共闘を広げるよう呼びかけ、「新たな政治を私たちの手に勝ち取る起点となる集会にしよう！」と訴えました。
来賓には、北九州市民の会、平和をあきらめない北九州ネット、田村貴昭衆議院議員(日本共産党)・高瀬菜穂子県議会議員(日本共産党)・日本共産党北九州市会議員団8名が参加しました。また北橋健司北九州市長、福岡県北九州労働者支援事務所長、福岡県中央統一メーデー実行委員会実行委員長から祝電があり、紹介されました。
争議組織からの訴えは、中村争議団議長が、裁判闘争を行っている北九州埠頭の地位確認等請求事件の現況やコロナ禍で厳しい状況にある北九州地域ユニオンの組合員の実情と支援を訴えました。
各団体からは、11人がそれぞれの立場からコロナ禍での労働環境の改善などを発言しました。健和会労働組合からは、「国の医療抑制政策で元々現場に医療資源がない中、現場は疲弊しきってい。医療従事者と市民の生命と健康を守る政治を」と訴えました。
今年のプラカード展は、最優秀賞に新婦人の会小倉北支部、金賞に新婦人の会門司支部、銀賞に新婦人の会八幡西支部、銅賞に年金者組合小倉支部が選ばれました。
