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北九州地区労連ニュース229号(2025年11月21日)

北九州地区労連ニュース229号(2025年11月21日)

戦争させるな!準備もするな‼

11月3日、「平和をあきらめない北九州ネット」の北九州集会が勝山公園で開催されました。地区労連は、平和憲法を守る集会と位置づけ集会参加を呼びかけ、パレード要員を配置し成功をめざしました。

開会あいさつで前田代表は、「自公の連立から自民・維新の連立となった。高市首相は、所信表明で医療・介護など対策が待ったなし等、良い事も言うが、防衛費の2%達成を年度内にとしている。医療・介護の賃上げには財源の話がない。軍拡でなく、軍縮の方向にする必要がある。立憲野党が少数だが市民運動で地道に広げることが大事」と話しました。

田村衆議院議員は、「憲法と平和を守る立場で頑張っている。トランプ大統領が来日して、高市首相と原子力空母で会談した。今なお日本に米軍基地があり、負担を押しつけているのにイスラエルのガザ侵攻停戦でノーベル平和賞と大統領を持ち上げ、非核3原則まで否定している。国立病院の積み立てまで軍事費にまわして、東日本の復興税も軍事費にした。戦争国家づくりで熊本や宮崎に長射程ミサイルが配備され、九州が標的になる。政治は軍縮に道を付けることこそ必要」と訴えました。

社民党の宗さんは、「築城基地の米軍基地化を許さないたたかいをしている。2018年ごろから米軍のための倉庫や庁舎など建設し、滑走路の延長も進んでいる。地下基地化で年間100億円以上かけている」と築城基地の現状など報告されました。

戦争の反省こそ急げ

大分から参加した「戦争止めよう沖縄・西日本ネットワーク」の池田さんは、「戦後80年、その15年前アジアに戦争を仕掛け、中国で虐殺行為をした部隊の一つが歩兵47聯隊。2000万とも3000万ともいわれる人が殺害された。今、大分にミサイル配置や弾薬庫がつくられ、戦争の火ぶたが切られる不安が身近になっている。日本は、非道の限りを尽くした戦争の反省をし、加害者になってはいけない。平和をつくり出す想いを伝えたい」と述べ「ミサイルは、いりません」と作詞・作曲した歌を熱唱されました。

在日3世のイ・テニさんは、「毎週木曜に『高校生の授業料無償化を在日朝鮮人にも』とスタンディングしている。祖父母は、日本に強制的に連れてこられ学ぶこともできず生きてきた。高校が無償化になっているが、在日の私たちは違う。学ぶ権利は、すべての子どもたちにある。スタンディングで特権と言われたこともあったが、理解してくれる人も増えた。平和で安心して暮らせる社会をめざしたい」と述べられました

「排外主義を煽らず、武力衝突を回避するため、外交や交流を重ねるために行動しよう」の集会アピールを全員で確認し、小倉駅までデモ行進し、「憲法を守らせよう」「戦争させない、準備もさせない」「武器より、くらし」と元気にコールしました。


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北九州地区労連ニュース229号第1面

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