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2016年新春あいさつ

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昨年は、戦後最悪の違憲立法、戦争法が強行されるという日本の歴史に大きな汚点を刻む年となりました。しかし、同時に大きな希望が見えてきた年ともなりました。

戦争法案に反対するたたかいをつうじて『おかしいと思うことには、声を上げなければ何も変わらない』という行動、自分の言葉で語り、主張する、新しい自発的な運動の発展がわき起こりました。そして、こうした戦争法反対のたたかいは、一時的な怒りに止まらずに今もたたかい続けています。

なぜ継続しているのか?

それは、集会やデモの参加者が、たたかいの中で学習し、学んだからであります。たたかいをつうじて学んだこと・真理は、大きな力となり、拡散し、継続しつづきます。

こうした戦争法廃止の流れを継続させて、2016年春闘は、平和主義、立憲主義、民主主義を取り戻すために力を合わせることが、労働者のくらし、働き方より大企業のもうけの自由の暴走政治をストップさせる最短の道である、そうした16春闘のたたかいをすすめていかなければなりません。そして、16春闘での大きな奮闘で、すべての働く人々の賃上げ、賃金底上げを勝ち取っていかなければなりません。

あらためて国民春闘の原点に立ち返り、生計費原則に基づく職場討議を徹底し、統一闘争に固く結集するなど、職場の隅々に労働運動の風を吹かせる日常活動の活性化が求められています。私たちがすすめる労働組合のたたかいでは、産別と地域組織の複合体としての組織形態があります。

産別(いわゆるタテ軸のたたかい)、そして地域労働運動・春闘共闘(ヨコ軸のたたかい)の関係が、春闘のたたかいの中で活かされる特徴をわたしたちは持っています。

そこが相乗効果を発揮していき要求実現、国民春闘を前進させることができる大きなメリットでもあります。この関係をさらに16春闘において強化していけば、北九州での春闘での奮闘、怒りをもってたたかう春闘の先には、憲法が輝く社会での労働者・国民の要求実現の展望が、見えてくると確信しています。

これからの16春闘奮闘に向けて、北九州地区における「たたかう労働組合」、「たたかってこそ労働組合」、こうした伝統を受け継ぎ、発展させてきた歴史の確信のもとで、北九州の労働運動の原点に立ち返り、労働者の切実な要求実現を果たせるようみんなで志しを高くし、新たな決意を誓い合いあうことを呼びかけます。

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