2021年2月5日に予定していました春闘総会は、緊急事態宣言の状況下、書面決議としました。本来であれば加盟組合が、コロナ禍の中どのような春闘を展開しているのか交流し、相互に深め合うところでしたが残念です。
加盟組合の承認を得ましたので方針の確定を報告します。はがき集約の中に春闘報告を記入するようにしていました。中には「無観客営業等で丸1年皆と会えていないので…」「組合としてではないですがベースアップするにも会社のたくわえが…」など切実な声が聞こえてきています。今後は、メーデーそして街角相談の取り組みの中で交流していこうと思います。
21春闘スローガンは、「格差なくし、8時間働けば誰もが人間らしくくらせる公正な社会へ転換せまる21国民春闘ーコロナ禍労働組合で元気に声あげ変えようー・北九州でたたかわれているすべての争議の早期解決を!」です。
春闘方針の重要なポイントは、公正な社会へ転換せまる「4つのつくる行動」としています。1.賃金大幅引き上げ・底上げで、誰もが人間らしくくらせる「生活をつくる」2.安定雇用と労働時間規制で人間らしく「働くルールをつくる」3.いのちが守られ安心してくらせる「医療・社会保障と公共体制をつくる」4.改憲を阻止し、「憲法がいかされる社会をつくる」
3つのアプローチとして、アプローチ1「格差の見える化」アプローチ2「組織強化・拡大」アプローチ3「総選挙で変える」を提起しています。21国民春闘のたたかいの基本は、コロナ下の春闘であり「諦め」とのたたかいでもあります。コロナ禍だから「仕方がない」からみんなで「変える」春闘です。「職場での団体交渉」と「社会運動」の両方をしっかり成功させることが重要です。職場の声や格差の実態、労働組合の見える化を図り世論形成をするうえで、街頭で声を挙げることを重視します。
3月10日の全国統一いっせい回答日を目指し共に頑張りましょう!春闘要求の前進を目指す全国統一行動は、3月12日(金)18時~小倉駅