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北九州地区労連ニュース174号(2021年4月21日)

北九州地区労連ニュース174号(2021年4月21日)

今年は、感染防止を徹底し第92回北九州統一メーデーを開催します。

コロナ禍の中でも大企業の内部留保は、さらに10兆円増加し470兆円に積みあがっています。しかし、私たち労働者の賃金は、下がり続けています。1997年をピークとして、10ポイントも低下しています。20年間でみれば、どの国も20%~60%ほど上昇しており、マイナスになっているのは日本だけといっても過言ではない状況です。

低賃金のもとで、貯蓄ゼロの世帯は、単身世帯では4割に迫り、2人以上世帯でも2割強になっています。普段から余裕がないところで、仕事があれば、ぎりぎり生活できていたが、1か月の収入の一部が減るだけで、生活が成り立たなくなってしまう層が大きな塊としてできていてそこにコロナ禍。

非正規労働者数は、2020年前年比で75万人減少しました。その内訳は、男性25万人に対して、女性50万人になっています。女性のパート・アルバイト労働者など、勤務シフトが大幅に減り、受け取れるはずの休業手当を受け取ることができずに実質的な失業状態にある人は、90万人いるという試算もあります。

私たちはこのような状況に対して、労働者国民の運動と市民と野党の共闘で政権交代を行い、軍事費を削ってコロナ対策へ回すこと、格差と貧困の解消、同一労働同一賃金の実現、大幅賃上げ・最低賃金アップと公契約適正化、教育分野での変形労働時間制導入の反対、少人数学級のさらなる前進、戦争法廃止・原発ゼロなど平和で安心安全な日本の実現のため、労働者の立場で運動を推進します。

「8時間労働」を求めて立ち上がったメーデーの原点をふまえ、人間らしい労働と春闘での諸要求前進、国民的共同の実現をめざしとりくみます。

4月15日(木)7時15分から戸畑駅で、18時から小倉駅でメーデー宣伝を行いました。チラシはティッシュペーパーに入れ500個を配りました。行動参加は、20名でした。

コロナ禍の中での開催となりますので、みなさんには健康管理、コロナ感染対策を十分に行ったうえ、ご参加をお待ちしています。

第92回北九州統一メーデー、ぜひみなさんの参加で成功させましょう!


北九州地区労連ニュース174号第1面

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