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北九州地区労連ニュース213号(2024年7月21日)

北九州地区労連ニュース213号(2024年7月21日)

市民要求を無視する武内市政

7月4日平和とくらしを守る市民の会第36回幹事会が戸畑生涯学習センターで開催されました。

武内市長は、赤字の大型開発の検証なしに「下関・北九州道路」を推進しています。建設予定地の海底には、小倉東活断層が存在し、安全性にも疑問があります。

また、「新ビジョン」「市政変革推進プラン」では、徹底した市民サービス切り捨てを進めています。聖域なき行政改革と称し、1288事業で約151億円の見直し効果があったとしていますが、生活保護費の16億円の削減や一般管理事務の1000円の削減まで含め、市民生活を圧迫し、切り捨てるものです。

3つの市民運動を

市政を変えるのは、市民運動です。市民の会は、

  1. 学校給食無償化
  2. 高齢者補聴器購入補助制度の創設
  3. 初代門司港駅跡の保存の求める

運動にかかわっています。

幹事会では、学校給食無償化をめざす会から「学校給食無償化を市議会各会派や市議候補にアンケートを取り組んでいる。目標の5万署名に対して1万6千で9月議会に向け、広げたい。市議選の大きな課題としたい」と運動の状況が報告されました。

高齢者補聴器購入補助制度の創設を求める会から、「2月23日に結成総会。高齢者にとり、自分では気づきにくい難聴を早期発見することは認知症対策にもなる。多くの高齢者が補聴器を使用できる制度である東京都港区をめざしたい」と決意表明がありました。

門司港駅跡の保存の会からは、「門司港地区複合公共施設予定地に旧門司駅関連施設が発見され、昨年9月からの調査で初代門司港駅跡の鉄道関連遺構が発見された。貴重な遺構で11の学会が保存を求めている。何としても保存させたい」と訴えました。

平和の問題も

岸田内閣は、北九州空港を特定利用空港に4月1日選定しました。市民の会は、平和ネットの呼びかけに応じ、4月15日に市に対し、「特定利用選定の撤回」「市民への説明」など求め、抗議・要請に参加しました。

対応した職員は、「国の管理であり、国に申し上げる立場にない。国防は国の専管事項」と答えています。国に意見を言わず、市民や議会にも諮らず事実上受け入れています。

同じ国管理の鹿児島は、県知事が「県民の生命財産で危険が及ぶこともあり、国にしっかり意見を求める」と答弁した結果、鹿児島は2空港6港湾が除外されました。 市民の会幹事会として、3つの市民運動と北九州地域の軍事基地化に反対する平和運動に取り組む方針が確認されました。


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北九州地区労連ニュース213号第1面

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