本年(2006年)1月19日、建交労九州定温輸送分会の組合員6名が親会社の(株)ワイケ-サ-ビス(埼玉県戸田市)を相手取り解雇撤回、地位保全の申立てを福岡地裁小倉支部におこしました。また 同日この争議を支援する建交労九州定温輸送分会解雇争議支援共闘会議(略称定温共闘)が結成 され、北九州地区の労働組合、民主団体、争議団が多数参加しました。 いよいよたたかいの火蓋がきっておとされました。
九州定温輸送(北九州市門司区)は冷凍機付トラックによる生鮮食品、冷凍食品などの輸送を 主たる業務をしています。九州定温輸送 は平成17年7月末日をもって会社を解散(清算)す ると一方的に通告をし、従業員の全員を解雇しました。会社の解散にあたっては事前協議など一 切行なわれず、建交労九州定温輸送分会の組合員だけが雇用を継続されませんでした。九州定温輸送がおこなっていた業務は現在「三友通商」という会社が引継ぎ、会社があった土地や建物、 人、トラックはそのまま利用されています。
原告らは25歳から32歳の青年(男性5名、女性1名)です。青年の雇用が社会問題になっ ているいま、会社の横暴は許せないとたちあがっています。
このたたかいの意義は
- 不当解雇を含め一切の不当労働行為を許さない正義のたたかい。
- 建交労九州定温輸送分会をまるごとつぶす攻撃との労働運動の威信をかけたたたかい。
- たたかいの主役は青年労働者。未来をきりひらくたたかい。
- 青年や不安定労働者の雇用・労働実態を社会的に告発し全国の仲間を励ますたたかい。
- 裁判闘争を通じて世論をうごかし、(株)ワイケ-サ-ビスを社会的に包囲するたたか いです。
(株)ワイケ-サ-ビスの本社所在地は埼玉県戸田市です。たたかいの現場が北九州市であるところから、運動に一定の困難が生じます。
全国のみなさんのご支援をお願いし、会社を社会的 に包囲していきたいと決意しています。 つきましては公正判決を求める個人・団体署名にご協力をお願いいたします。