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要請の趣旨(北九州市教育委員会あて)

要請の趣旨(北九州市教育委員会あて)

今年度4月、多くの学校で産休・育休の代替が来ていないなど定数の未配置が起こりました。担任がそろわない学校では担任外の教諭を回したために非常に余裕がない状態でした。委員会に要請しても講師の登録者がいないと言われ、多くが現場任せになっていました。昨年12月の、北九州市は定数の未配置が全国で一番多かったという報道はそのことを裏付けるものでした。

この背景には、総額裁量制や定数崩しなどの政策により、臨時教職員による定数配置が増加し、いざという時に必要な臨時教職員が不足していることがあります。

長時間過密労働の日常化は人不足の実態により益々拍車がかかり、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積し、健康破壊の要因になっています。来年度からは小学校で「外国語活動」「外国語」の前倒しが行われさらに仕事量が増える中、「4月からの担任配置は大丈夫だろうか」「また今年度の4月のように人が足りないのではないか」と、現場には不安が満ち溢れています。

子どもたちに豊かな教育を保障し、一日たりとも「教育に穴をあけない」ために、教育委員会はその責任を果たしていただきたいと思います。

  1. 今でも生じている代替者配置の遅れ、未配置をただちに解消し、4月には定数の完全配置を行うこと。
  2. 教育活動に必要な教職員は正規採用を基本とし、定数内の臨時教職員の配置はおこなわないこと。
  3. 北九州市内の臨時教職員を確保するため、臨時教職員の賃金・労働条件を改善し正規教職員との均等待遇をすすめること。

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