日本社会の未来を左右する歴史的に重要なたたかいとなる2017年春闘が始まりました。
労働者・市民の共同をさらに広げ、暴走を続ける安倍政権を退陣に追い込み、戦争法を廃止させましょう。すべての労働者の賃上げ・底上げ、雇用の安定を実現し、暮らしをまもり、安全・安心な社会を実現することに全力を挙げようではありませんか。
安倍政権は、憲法違反の戦争法を発動し、戦争状態の南スーダンに自衛隊を派兵しました。
沖縄では、県民の願いを踏みにじり、高江のヘリパッド建設を強行し、司法も巻き込んで辺野古での米軍基地建設強行に邁進しています。さらに欠陥機オスプレイの危険は、日本全国に広がろうとしています。先の臨時国会では、実施の見込みのないTPP、年金切り下げ、カジノ解禁など、国民を苦しめる悪法を、まともに審議もせず次々と強行採決しました。これらは、日本国憲法の平和主義・立憲主義・民主主義を破壊する暴挙であり断じて容認することはできません。私たちは、断固抗議するとともに、安倍内閣を退陣に追い込むため、総力を結集したたかうことを誓いここに宣言します。
財界・大企業の利益だけを優先し、国民・労働者に犠牲をしいるアベノミクスの誤りは明らかです。グローバル大企業は安易なリストラと非正規雇用の濫用、下請け叩きを強めながら、史上空前の利益を謳歌し、株主への配当を急速に増やし、内部留保を大幅に積み増しています。一方で、労働者の4割は非正規雇用に追いやられ、国民の格差と貧困はますます広がっています。賃金は低下の一途をたどり、消費の低迷が、中小企業の経営危機を招き、人口減少と地域経済・日本経済を疲弊させています。
このような安倍「暴走」政治への怒りの声は、止まることなく全国に広がっています。
いまこそ憲法を生かし、平和な社会の実現に向け踏み出すときです。賃金引上げ・底上げ、雇用の安定と社会保障の拡充、地域活性化による安全・安心な社会の実現に向け踏み出すときです。
北九州春闘共闘連絡会は「STOP暴走政治!守ろういのちと平和、そして憲法」「賃金底上げと雇用の安定、地場産業振興で地域の活性化」。「北九州でたたかわれているすべての争議の早期解決を」をスローガンに、労働者・市民の生活と権利、平和と立憲主義、民主主義、個人の尊厳を守るため、すべての労働者・市民ともに2017年春闘をたたかうことを、心からよびかけます。