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北九州市における争議の早期解決を求める要請書(北九州商工会議所あて)

北九州市における争議の早期解決を求める要請書(北九州商工会議所あて)

北九州市の発展のため貴職のご精励に敬意を表します。

北九州市内の労働組合で組織する北九州地区労連加盟組合の中には、企業による労働者の権利侵害にたいして敢然と立ち上がり、裁判等でたたかっている組合があります。このほか、裁判に至らなくても、悪質なパワハラ、労働条件の不利益変更などの攻撃に対して、団体交渉でたたかっている労働者は多く存在します。このような北九州市内での労使の紛争は、裁判では2年以上の期間がかかることが大部分で、労働者に大きな負担を強いていることは間違いのない事実です。このような現実をふまえ、以下のように要請いたします。

安川電機63歳で雇止めになった上田さんは高年齢者雇用安定法に基づいて65歳まで雇用を保証することを求めて裁判を起こし、今回高裁で争うことになっています。また、戸畑区の後藤クリニックを2度にわたって解雇された戸田さんは、地位確認と院長のパワハラに対する損害賠償を求めてたたかっています。さらに小倉北区の介護施設「ツクイ」の西原さんは、妊娠と告げた時からの施設長による「マタハラ」について損害賠償を求めてたたかっています。八幡西区の「スーパー大栄」で、上司によるパワハラ・長時間労働によりメンタル不調に陥り、さらに解雇された地区労連幹事でもある沖元さんは、会社に対して地位確認を求めて裁判を起こします。門司区の東洋食品では会社の違法行為や未払い残業代、勤務表の不実記載の強要、パワハラについて会社に指摘した澤山さんは、遠方への単身赴任に辞令を受け、団体交渉も申し入れた直後に解雇されました。これも裁判を起こします。

   ・北九州における労働裁判の早期解決を、当該企業に要請してください。    ・貴組織の加入団体に労働法などの順守を指導してください。

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